すでに沖縄のお土産品としても認知されたかの感がある「ポークランチョンミート」。通称ポークで親しまれているこの缶詰は沖縄の定番食材で、実体は豚のミンチ肉を塩味で加工して固めたもの。ハムとソーセージを足して柔らかく仕上げたような食感だ。ポークを使ったおかずといえば、「ポーク玉子」。薄切りにしたポークの両面を焼いたものと玉子焼きを一緒に出しただけの、なにも考えていないメニューである。アメリカでいうところのハムエッグに近い。沖縄の大衆食堂でこれを注文すると、ポーク数切れと卵2〜3個を使った玉子焼き、それにサラダが大皿にのって出てくる。もちろんご飯と味噌汁と漬物つき。そう、食堂だと「ポーク玉子」は自動的に定食になるのだ。このポーク缶は、実は沖縄のどの家庭でも2缶以上は常備しているという万能食材。沖縄に何度か足を運んだことがある人なら「ポーク玉子」を知っている人もいると思うが、それ以外にもポークは実にさまざまな料理に使われているのである。ゴーヤーチャンプルーなどの各種チャンプルーに豚肉の代わりに使うことも多いし、短冊切りにして味噌汁の具にすることもある。刻んでチャーハンに入れたり、ハムの代わりにサンドイッチにはさんだりすることもある。ポーク缶を使った新メニューの公募も毎年のように行われている。
ミャンマーのパゴダの床には、どこも大理石が撒きつめられ、定期的に信者の人たちが掃除しているので心配はない。お寺の本道に入るのと同じ感覚といっていいだろう。そして、中央のパゴダを拝しながら、その周囲を回る。仏教とともに、ミャンマーでは曜日や方角、シンボルの動物、星などの信仰が強く、自分の生まれた曜日を覚えておいて、その前にある仏像に、年齢の数だけ水をかけるとご利益があるという。詳しい解説は、ホテルで英語か日本語のできるガイドを頼むか、チャーターしたタクシーの運転手が案内役を買って出てくれる。かつてイギリスの植民地だったミャンマーは、英語を話せる人が多く、通貨も米ドルが通用する。そして、人々も真面目でよく働く。旅人として訪れるには非常にいい場所といえるだろう。ホテルも、イギリス植民地時代に建てられた伝統ある「ザ・ストランド」をはじめ、外資系のホテルができて、非常に便利だ。ミャンマーには、このほか、各地にご利益のある有名なパゴダが沢山ある。そこを訪れて信仰が今なお生きている、この国の人々の暮らしを垣間見るといい。
どこもかしこも禁煙だらけ。旅する喫煙者の苦悩は、年々大きくなっている。ヒステリックなまでの禁煙国アメリカはもとより、シンガポールも吸える場所は少ないと聞く。ついこの間まで吸い放題だった貧乏旅行者の聖地バンコクも、ついに空港内はすべて禁煙になってしまった。タイ、マレーシア、インドネシアなど東南アジア諸国でも都市部では、エアコンが入っている建物内はレストランでもすべて禁煙、というところが一気に増えている。タダでさえ肩身が狭い喫煙者だが、これが女性となると、さらに吸いにくい場面が多くなる。日本でも同じことだが、アジア各国では、田舎へ行くほど女性の喫煙は白い目で見られる。ましてやイスラム教やヒンドゥー教エリア、すなわちマレーシア、インドネシア、インドあたりの田舎となると、これはもうきびしい。